Tangked Yoke FINISHED! & 「編み物&デザイン展」

あーやっと完成!
ほっとしたというのが正直な感想。
手紡ぎ糸でちゃんとなにか作ったのははじめてだなー


もちろんこれ、「tangled yoke cardigan」なんですが
ディティールだけ拝借したような感じで原型はほとんどとどめてないです。
見りゃわかりますねそんなことは!


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pattern : Tangled Yoke Cardigan (arranged) by Eunny Jang
needles : US5&3
yarn : Hand spun Merino (ドンピールさん@アナンダ)
size : 100~110cm (4-5 years)


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ヨークのパターンは崩せないので7セットずつに最初に決めた。
最初に「袖無しのカーディガン、丈長め、Aライン」ということだけはきめておいたけどあとはまあ成り行きまかせな感じで。
せっかく身頃を全部続けて編むパターンなので前立てはガーター編みで続けて編み、
ネックもそのまま続けて編んだ。
とじはぎなしでらくちん!
そのへんは子ども用なのでかなり手抜き優先。小さいとなんかこう雰囲気でOK、みたいな(笑)
でも私にしてはかなりがんばって、思った形にならなくてほどいたりもした。特にくびまわり。あとヨークの下で前後差をつけてるんだけど引き返し編みにもチャレンジした。これは「北欧ミラクルニット」を参照。すごくわかりやすくて私でも一発で理解できた。おすすめ。
あとは途中で糸が足りなくなってまた紡いだり。
これがなかなかくせもので、同じ番手にはならないのだなあ。(まあ一気に紡いだところで均一な糸な訳でもないんだけどね。)


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このパターンには手紡ぎ糸!!と意気込んではじめたのはいいんだけど、
糸がでこぼこすぎて肝心のケーブルがあんまりくっきりしなかったなあ。
これとボッブルがけっこうすきなのでケーブルにいっぱい入れたんだけど、それにいたっては
「ネップ?編み間違い?」くらいになってしまったよ。もっと大きいのにすればよかった…

ややAラインなので形を生かそうとボタンは上だけにしてみた。
でもおなか冷えそう。笑


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(写真がいまいちですいません)
私にとってはこのケーブルが超難関で、5目増し目では穴があくし、模様はずれるし、交差で糸が割れるし、も〜ほんとにつらかったです。
でも5目増し目も5目一度も棒針のボッブルもはじめてだったし、ケーブル針を使わないで交差模様ってのもはじめてやってみたし、なによりこういう風に模様が出てくるのはおもしろかった!



えー、もう一週間もたってしまいましたが
スウェーデン大使館の「編み物&デザイン展」に行ってきました。
会の様子はもうみなさんが書いて下さってるとおりです
(手抜き!)
しかもデジカメ忘れた。
携帯の画像ですみません。


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ワークショップはあーちゃん、たえこさん、がみさんと参加して
ひっじょうに楽しかったー 右の写真が配布されたオステル・ヨートランドの糸。
色と風合いが最高。全色ほしい。


もちろん私がいちばんスキルがないので皆にいっぱい教えてもらいました。
ありがとう!!
しかも、分からなかった編み方をブリットマリーさんに聞いたら
私の理解力が乏しいのか通訳が難しいのかはっきり言ってちんぷんかんぷんだったんだけどさいごには、
「パターンをよーく読んでね」といわれてしまった。笑
うちに帰って落ち着いてリベンジしたらできたけどー
舞い上がってたんでしょうか。


どれもはじめての編み方で、普段あんまり凝った編み地には目がいかないんだけど
編んでみるとこれが楽しい。
いろいろ使い道もわいてくる。

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左上の立体的にふくらむメリヤス編みはすそや袖口にいいなー


一番下のこれはスモッキングみたいなので子ども物のプルオーバーの胸元に使ったらかわいかろう。


真ん中のストライプっぽいのは切り替えとかのラインにそって入れたら絶対いい。


編み方一つでデザインがどんどんわいてくる〜
たのしすぎる!


そして展示はもう圧巻のひとこと。
技法的にはけっこうシンプルで、掛目とかのレースっぽいのはぜんぜんなし。
でもアイデアと色の組み合わせでこんなにも多彩な編み地がうまれるんだー、と
感動しました。

とにもかくにもすばらしかった。
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見てのとおりほんとうにカラフル!
でもなぜかおちつく色合い。


寒い国の太陽の光では、きっといろんなものがちょっとだけトーンをおとした
こんな色に見えるんだろうな。
なんか、風土とか自然とか、そういうものがつくったもののすばらしさっていうのを、目の当たりにした気がしました。
あっ、もちろんこれをつくったブリットマリーさんがすばらしいんだけど!!


おまけ。
遅ればせながらバレンタインでマカロンつくった
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たまにはいいおかあさん

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あけましておめでとうございます。
といってももう一月も半ば過ぎか。
今年もたぶんこんな調子でいくとおもいますがよろしくおねがいします。
いろいろ野望は胸に秘めているんだけど(?)、それは胸の中にしまっておくとします。


それにしても今年は寒い。わりと寒さには強いはずだけど寒い。
さすがにムスメの外遊びにつきあうのもつらいので、3日に一回くらいは家にいる。
家にいるとついついそのへんにある羊毛やら編みかけやらが気になって、
ムスメの目を盗んでちょこちょこやってるんだけど、するとすぐに
「なにやってるのー?やらせてやらせてやらせて!」
と突進してくる。
こないだもこっそりカーディングしてたら案の定、ムスメのやらせて攻撃がはじまったのでネコ用のスリッカーブラシを2本と染色メリノパックを
「はい、やってごらん」
とわたしてみた。
そしたら好きな色をてきとうにブラシにのせてみようみまねで混ぜてる。
色が混ざるのが絵の具みたいでおもしろいのか、なかなか集中してやっている。
これはいいぞ、しめしめ、と私はそのあいだに自分の作業。
しばらくするとわたボコリのようなほあほあがいくつかできたので糸にすることに。
ムスメはスピンドルを竹とんぼのように回転させる係、私は毛を引き出して糸にする係。
できたのはほんの少しだけど、ちゃーんと毛糸になりました。
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ムスメもご満悦です。


でもそのあと、「これでなんかつくる!」とかぎ針を持ったはいいが
さすがに三歳児にできるわけもなく、しまいには
「できなーいーーーー!!!きーーーーっっ!!」と発狂してたけど。
そりゃあまだ難しいよねえ。編み物って何歳くらいでできるんだろう?
↓こういうのだったらできるのかな?

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子供用の織り機。
編み物よりは簡単そうだな。
せっかく興味をもってるんだからやらせてみようかなー
って実は自分がすごくほしかったり(笑)。


このあいだ、吉祥寺にちょっと行ったとき
必ず寄るパン屋さん「ダンディゾン」にいったらば
お店の中はほぼからっぽ。お目当てのあんぱんやらなにやらはまったくなくて
棚に食パンがすこーしだけ。食パンもおいしいからいいんだけど
レジのところでこんな本があってくやしいから買ってみた。

こねない、丸めないパン―私にも焼けます

こねない、丸めないパン―私にも焼けます


ダンディゾンのパンがおうちでできるわけ??
とばかりについ。

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さっそくやってみましたよ。
チョコチップいっぱいいれてみた。
お店で売ってるのとおんなじとはいかないまでも美味しかった。
低温でゆっくり発酵の方はやっていないんだけど、
そっちのがもしかしてお店のに近い味になるのかも、とおもった。
粉の味と口どけが特徴的な、あの味!


話変わってtangled yokeはいまこんなかんじ。
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ケーブルのところでひーひー苦労してます。
これもムスメ用だし、なんだか私いいおかあさんみたいじゃん!

 トラディッショナルが好き

うわさのRavelry、例に漏れずまんまとはまってます。
すごいねー、ほんと。聞きしに勝るとはこのことだ。
編み物が好きな世界中の人の作品が見られて、パターンも見られて、糸も探せる。
データベースとして使うだけでも入った価値は充分あるなあ。
もっぱら私はせっせとネタを探してる、といった感じの使い方なんだけど
たくさん作品がある人はどんどんのっけておくだけでコミュニケーションの輪が広がるんだよね。


いやあ、それにしても私は見せられるものがあまりに少ないので
改めて自分でもおどろいた。
あー、編み物に限定しないで手芸全般までカテゴリーを広げてくれればもうちょっと見せられるものもあるのになー、なーんてこれは負け惜しみ。
でもやっぱり、いろんなかっこいい作品をたくさん見ると作りたい意欲がわいてくるね。


それにしても、Ravelryを見てると編む暇はない。(笑)
編んでると紡ぐ時間はないし、紡いでると編む時間が無し。
うーん、みんなは時間のやりくりがきっとすごく上手なんだよなあ。



話変わって。
寒くなるとなんだかトラディショナルなものを身につけたくなる。
タータンチェックとか、ツイードのものとか、アラン模様とか。


あ、トラディショナルって直訳すれば「伝統的な」って意味だけど、
もっぱら「英国的な」という意味も多分に含まれているような気がするなあ。
…なんてことをつらつらと考えていたら、少し前の「装苑」のトラッド特集でおもしろい記事があったよ。


欧米のファッション界には日本で言うところの「トラディショナルファッション」という言葉はないんだそうな。むこうでtraditional fashionといえば「民族や地域の伝統的服飾」を指すらしい。
そっかー、そうよね。
あちらの方にとってのトラッドとはもっともっと古いルーツのもので、
そんなごく最近のものじゃあないわけだ。


そんでもって60年代のアイビールックが日本のトラッドファッションの源流らしい。アメリカのおぼっちゃんスタイル。
だからトラッドって英国的なにおいがするんだ。きっとアメリカのキャンパススタイルって英国の名門大学をまねたものだもんね。
そいでそのあとニュートラハマトラ、渋カジと形を変えつつも定着していったらしいんだけど、日本人いうところの「トラッド」は、洋装の歴史が浅い日本人が欧米のクラシックに憧れて作られていった独特のものだということらしいんだな。


へええ〜〜〜〜


私のトラッド好きは小学生のころからかな。そのころはタータンチェックのキルトスカートを着る日がすごく嬉しかったなあ。
まあこれはきっと、60年代に青春をすごした母親の影響大。まだ自分で買う洋服選んでなかったから。
そんでそのあと中学生になってしばらくして、私の中でパンクブームがやってくる。
またもや小学生のとき着ていたタータンチェックのスカート大活躍。
ヴィヴィアン・ウエストウッドは買えなかったもんなあ。
このパンクブームがトラッド好きになった決定打なのかも。
この辺は世の中の流れとは違ってるけど。


前フリ長すぎだけど、
てなわけで、こんなのを編み始めてます。



その一。たたさんのヘリンボーン手袋。
herringbone gloves


やっぱりヘリンボーンはトラディショナル。糸もツイードっぽい。
とんでもない間違いを発見してずいぶん戻ったのでいっこうに進みません。


その二。Eunny JangのIK 2007 FALLに出ている「Tangled Yoke」。
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これはヨークのケルティックな縄編みがすてき。
子供用にしようと企んでます。
糸はドンピールさんのメリノを紡いだもの。


さあ、Ravelryばっかり見てないで、編まなくっちゃね。

秋の夜長にきこきこ

楽しみにしていたアナンダの荷開き祭、前日までにいろいろ段取りもつけて準備オッケー、とまではよかったんだけど私がダウン。残念でした。
一日ふて寝してました。(というか起きられなかった)


ここのところはせっせとKIWI号を踏む毎日です。
ちょびちょび出来た糸たち。



上から
ロムニー、染色メリーノのミックス、前に染めたコリデール


ロムニーはナバホプライに。(ボビン一個分しかなかったので双糸にするより簡単かなーと思って)もうちょっとふっくらしてほしかったけど撚りの加減か?


真ん中の青いのはうちにある染色メリーノおためしパックのなかから
カーダーでいろいろまぜて混色の実験をしたもの。
カーディング一回ごとに色を変えてできたいろんな色をそのまま続けて紡いで、
アンデスプライ(初体験!おもしろかった〜)で端と端から双糸にしてみた。


青から紫系と色をだいたい決めてやったので、まとまった感じになったかな。


混色で気づいたこと。(あくまでも主観)
その1. 同系色なら何色かまぜてもあんまり濁らない
その2. ビビッドな反対色を少量入れると色が冴える(濃い色の場合)


絵の具の混色と似ているようでちょっと違うね。
いろいろ混ぜすぎると濁るのはおなじだけど、「その2」みたいにしたら絵の具は
濁るもんな。これは発見。今回の「ビビッドな反対色」はマゼンタ。派手な色です。ほんの少々いれたらいい感じに鮮やかな色目になりましたよ。



こちらはあーちゃんからいただいたポルワスをスピンドルで紡いだもの。
とっってもむっちりしていて適度な脂が紡ぎやすかった!
オリジナル染めの色がものすごく良かったので雰囲気をこわさぬよう色をわけてそれぞれ紡いでみた。
ちょっと普通になりすぎちゃったかしらん。でもやっぱいい色だ!



今紡いでいるのはドンピールさんのメリーノ。
こちらも脂が残っていて紡ぎやすい。メリーノでも紡いでる途中に切れちゃうということがあんまりない。
自分で羊毛洗う時もそうしよう。
それにしても、単色でずっと紡ぐのって意外と根気のいる作業だなー。
根っからあきっぽい私なのであった。


さて、こうやってちょこっとずつ糸が増殖中なのだけどなににしよ?
「ちょこっとずつ」なのが問題だ。

私史上最速編み物

構想3日、制作日数(実質)4日。
いっちょあがり!!


ってちょっと公開するのも恥ずかしいくらいのもんなんだけど、せっかくできたので。



パターン:てきとう
糸:アナンダ ブラックメリーノ(スライバー) col:ミディアムグレー
使用量:約700g
針:My fingers & 10mm輪針(30cm,80cm)





KIWI号をゲットしたのでいそいそと羊毛を買いにアナンダへ。そこでメリーノのスライバーを見ていたら極太超ローゲージのものを編んでみたくなった。
とりあえずどんなもんか200g購入し早速編み始める。


そのままだとあまりに太すぎたのでスライバーを半分にさいて少しひざでころころして(キウイクラフトっていうの?でもころころはホントに少しだからちと違うのかな)編むにあたって待てよ、と考えた。


極太でとじはぎするとすごいことになりそうだから輪針で編みたい。うちにあるいちばん太い輪針は10mmだけどもちろん細すぎる。さてどのくらいが適してるのか?25mmくらい?
でもそれを買うのもなあ、ということで指で編んで針にかけていくことに。
そのせいか目が全然そろわず。でもためしに針で編んでみたら撚りがかかっていないので糸(というか羊毛の束)をうまくすくえなかったからしかたない。私の親指は人より反るので非常に毛をすくいやすくて編みやすかった。この親指ではじめて得した!?


だいたいのサイズをきめて、行き当たりばったりで編んでったんだけど思ったよりも大きくなりすぎちゃった。一目が幅2cmくらいあるから何目か大きいだけででかくなりすぎる。やっぱ綿密な計画は必要でした。
それに途中で二回も羊毛が足りなくなってかなりの重量級。


ちなみに袖は二つとも輪で編んで、身頃も前と後ろ続けて編んで、脇下から袖と合体させながらラグランの減らし目で適当な首ぐりになるまで編んでおしまい!
あ、でもこのやり方だと袖と身頃を合体させるときわき下に穴があいてしまいます。あとで適当に目立たないようにふさいだけど合体させるときにうまい方法があるのかな?


ホントはもうちょっとモードな感じを求めていたんだけどかなりゆるめな仕上がりだー。やっぱ目が揃ってないのが最大の原因と見た。
着るとこんな感じ。ボタンつけてないのでとりあえずあったブローチで止めてます。

セルフタイマーで苦労してたらムスメが撮ってくれた。ぶれぶれ。


でも着るとすごいあったかい!!
おふとん着てるみたい。(鎧っぽいというはなしもあるが)
全体的に満点ではないけど、意外と気に入った。
やっぱローゲージって好きなんだな!

MY bicycle!

この間のスピニングパーティー以来、「紡ぎ車がほしくてしかたがない病」にかかってしまったようで。
このひと月ずーっと考えてました。
買っていいのかどうかというところはとりあえずおいといて、
「もし」、買うとしたらどれにする?


まずスピニングパーティーで出会ったマジャクラフト社のもの。
ふみ心地が気持ちよくって重みがある。たえこさんいわく「リッチ&スムース」。
でも価格がアウトゾーン。


ついでgrass heartにでかけてプチ講習を受けてくる。
ashfordのtravellarとRappardのマーガレットを使わせてもらう。
どっちも縦型でサイズも大きすぎず、価格も現実的。
超初心者の私はどーも踏み方が悪くtravellarはどんどん前進してってしまう。
ケイトの方が足元に重みがあるのか、前に進むことはなかったな。

うーむ、他にもいろいろあるんだよね〜
見た目が超好みなLouet社のものにもすっごくひかれるし、
ashfordならたためてコンパクトになるっていうのがすごく魅力のJOYや「入門に最適!バリューな価格!」のKIWI


「もし」、買うとしたらそんなに安い買い物じゃないんだからひととおり試してみたいってのが人情ってもの。
でも「世界の紡ぎ車ショウルーム」なんてものはなく、ネットでうろうろしても
いまいちどれがいいかの決め手になる有力情報は得られず。
むむむむ…。


そんなこんな、紡ぎ車についてのあれこれを夫に熱く語っていたら
(多分半分くらいは聞いてなかったと思うが)
「なんか、自転車みたいだねー」と。


自転車って、そりゃ見た目共通点あるけどなんと短絡的な〜
と思ったけど、よくよく考えれば確かに似ている。
まず、それでやるべき事はたったひとつってこと。(走るか糸を作るか)
でたくさんの機種はあれど基本的な構造はどれも同じで単純。
でも、かなり価格にはピンからキリまでの差がある。(これは自転車の方がすごい)



そういえば電動やら折りたたみなんてものがあるところまで似ているわ。


で、じゃあ自転車におきかえて考えてみた。
私は紡ぎのトライアスロンにでるわけでも、ロードレースにでるわけでもない。
多分「ちょっとそこまで〜」くらいに便利なママチャリ的な感覚で使うと思う。
でもやっぱり見た目は気になる。その道具を愛せるかどうかの部分で私には重要。あんまりクラシックすぎず、簡潔なデザインがいい。
そうだなー、お金に糸目を付けないんだったらアレックス・モールトンあたりがいいけどそういうわけにもいかないからまあルイガノの安めなやつか、なんならもういっそ無印でもいいかも安いし。でも折り畳めるBD-1も捨てがたい。


…と、何言ってるんだかさっぱりかもしれませんが、とにかく私の中では紡ぎ車へのスタンスがこれではっきりしてきた。


ちなみに、
ルイガノの安めなやつ=louet S10かS15あたり?
無印=AshfordのKIWI?
BD-1=これはAshfordのJOYでしょう。


てな感じにだいぶ絞り込まれてきた。


そいで初めて渋谷手芸部に参加したときにあーちゃんのJOYで紡がせてもらった。
それが意外なほど紡ぎやすくって驚き!コンパクトなので吸い込み口が低いということもあんまり問題にはならなかった。これなら屋外のみならず家でも普通に全然使えるなあ。
うーむ、たためるしやっぱJOYにしようかなあ…


あ、「もし」の話なんだった。そうそう。


そいで結局。




じゃーん。




我が家にKIWIがやってきた!



長い前フリですいません。
出会ってしまったのです。
「展示品につき格安!専用かせホルダーもおつけします!」


結局のところそういう理由です、ごめんなさーい。


でもでも、いくつか紡ぎ車を試して思ったのは
「道具もだいじだけどそれよりもっと自分の手がだいじ」
ってこと。
きっとこれだけ単純な構造の道具はどの機種を選んでもそんなに大きな差はないのではないだろうか。


ってすごい素人発言かもしれないけど、差がわかるほど使いこなせたら私もいっちょまえだ!


てなわけで私の相棒はこいつに決定!!!

メイド・イン・カオス

いっつもおせわになっているGrassHeartの展覧会に出品する事になりせっせと作品づくり。
とはいえぎりぎりにならないと何もでてこない性分なもんで、かなりひーひーでした。たしか一年前にもまるで似たような状況をあじわったような気がする。ぜんぜん成長してません。


いっつもアクセサリーをつくるときはこんな状態。

いろんなパーツがごっちゃり入った袋をぜんぶひっくり返し、布やらひもやらのきれはしも片っ端からだして目の前において、あーでもないこーでもない、とかんがえる。いちばん楽しい作業でもあります。


でも、たいていこんなことばかりかんがえています。
「このパーツたちが種類別にきちんとひきだしにおさめられていたらとても見やすいだろうなぁ」
「なんでいつも使いたいひもはこんがらがってるんだろうなぁ」
「たしかあんなのがあったはず…どこにいった?」


これってストレスなので「今度ちゃんとしよう…」とかんがえるんだけど、
でもやり終わると忘れちゃうんだよねー。(O型)


今回もそんなぐちゃぐちゃのなかでこんなのできました。

紡ぐ前の羊の毛をみているとなんとも野性的でかわいくって、そのまんまかたちにしたかった。なのでなるべくそのままの状態でフェルト化して、いろんなパーツと組み合わせたりしてみました。



この水玉みたいなウッドビーズ、こないだのスピニングパーティーで手に入れたヤツ。

裂き織りの布テープをいっぺん編んでみたかった。

これもスピニングパーティーで手に入れたくりくりのゴットランド。この巻き毛を生かしたかったけどフェルト化しにくくて苦労。でもごっついパーツがなんかぴったりで気に入ってる。



こちらはネックレスたち。

つくったのをつるしてたらのれんみたいでかわいかったな。


今回みたいに、自分のためだけに作るものではないときは、少しだけこれを見て手に取る人の事を考える。少しだけだけどー。
そして納品のときはちょっとヨメにだすような気分。
「いい人にもらわれていくんだよー、でもいつでも帰ってこいよー」
なんちって。
でも自分でも気に入ってるから帰ってきてもいいかな。




展覧会の開催場所は郡山とちと遠いので見に行けないのですが、ちょっとおもしろそうなところです。お近くの方、行ってみて下さい。



それにしても増え続けるパーツや布や毛糸や本や、そのうえ原毛(けっこう場所とる)。
どうにかうまく収めたいと思うけど、はっきりいってわたしには不可能らしい!
いつか広いところに引っ越してアトリエスペースを持ったあかつきにはこうやってああやってこんなふうにしてやろう、と今から妄想だけは完璧なんだけどなぁ。