メイド・イン・カオス

いっつもおせわになっているGrassHeartの展覧会に出品する事になりせっせと作品づくり。
とはいえぎりぎりにならないと何もでてこない性分なもんで、かなりひーひーでした。たしか一年前にもまるで似たような状況をあじわったような気がする。ぜんぜん成長してません。


いっつもアクセサリーをつくるときはこんな状態。

いろんなパーツがごっちゃり入った袋をぜんぶひっくり返し、布やらひもやらのきれはしも片っ端からだして目の前において、あーでもないこーでもない、とかんがえる。いちばん楽しい作業でもあります。


でも、たいていこんなことばかりかんがえています。
「このパーツたちが種類別にきちんとひきだしにおさめられていたらとても見やすいだろうなぁ」
「なんでいつも使いたいひもはこんがらがってるんだろうなぁ」
「たしかあんなのがあったはず…どこにいった?」


これってストレスなので「今度ちゃんとしよう…」とかんがえるんだけど、
でもやり終わると忘れちゃうんだよねー。(O型)


今回もそんなぐちゃぐちゃのなかでこんなのできました。

紡ぐ前の羊の毛をみているとなんとも野性的でかわいくって、そのまんまかたちにしたかった。なのでなるべくそのままの状態でフェルト化して、いろんなパーツと組み合わせたりしてみました。



この水玉みたいなウッドビーズ、こないだのスピニングパーティーで手に入れたヤツ。

裂き織りの布テープをいっぺん編んでみたかった。

これもスピニングパーティーで手に入れたくりくりのゴットランド。この巻き毛を生かしたかったけどフェルト化しにくくて苦労。でもごっついパーツがなんかぴったりで気に入ってる。



こちらはネックレスたち。

つくったのをつるしてたらのれんみたいでかわいかったな。


今回みたいに、自分のためだけに作るものではないときは、少しだけこれを見て手に取る人の事を考える。少しだけだけどー。
そして納品のときはちょっとヨメにだすような気分。
「いい人にもらわれていくんだよー、でもいつでも帰ってこいよー」
なんちって。
でも自分でも気に入ってるから帰ってきてもいいかな。




展覧会の開催場所は郡山とちと遠いので見に行けないのですが、ちょっとおもしろそうなところです。お近くの方、行ってみて下さい。



それにしても増え続けるパーツや布や毛糸や本や、そのうえ原毛(けっこう場所とる)。
どうにかうまく収めたいと思うけど、はっきりいってわたしには不可能らしい!
いつか広いところに引っ越してアトリエスペースを持ったあかつきにはこうやってああやってこんなふうにしてやろう、と今から妄想だけは完璧なんだけどなぁ。