紡ぎと染めdays
どっちから書こうかと思ったけどやっぱ「スピニングパーティー」でしょう。
あちらこちらでレポがアップされてますね。
わたしはカメラを忘れたので会場の雰囲気は他の方にまかせました〜
少し出遅れて一時過ぎに到着したんだけど
会場の外では「???ほんとにここでやってるの???」ってな感じに静かだったのが嘘のように中は混雑、ひとがいっぱい。
そしていろんな羊毛やら糸やら素材やらが山盛りで、心の準備ができてなかったわたしはかなり冷静さを失ってた…ような気がする。
あーちゃん、たえこさん、はじめましてのがみさん、plainlivingさんと合流できたので
一緒にくっついて回ったんだけど(みなさんありがとう!)みんなが買ってるものはことごとく欲しくなり、
ずーっと心の中で「おちつけーおちつけー」と念じてたという状態だったのだー
うちに帰ってあらためて買ったものをみてみると。
・手織り工房タリフの糸見本
・アルパカ牧場のアルパカ 黒&グレー&赤ちゃんの毛のグレー 各100g
・クラフト羊座 ゴットランドのくりくり巻き毛グレー 100g
・工房あそびいと カラフルなネップ 5色
・kakara woolworks ロムニー(スカード)ライトグレー 300g
・バガボン ハンディクラフト ヤギの角とか天然素材のボタン
あらためてみるとけっこう買ってるわりにはやっぱあれも買えばよかったとか思ったりするんだよね。繭のカラみたいなやつとか…(たえこさんが買ったやつ!)
まあともかく出展者の方々もかなり個性的な方ばかりで話をきいてるだけでも
相当面白かったっす。どんな道にせよ極めてるひとって面白いね。
自分のやってることを愛してるひとはたいていその知識や積み上げたノウハウを惜しげもなくとっても嬉しそうに教えてくれる。(ごく一部を除いてはね!)そういうのって嬉しいなあ。
そしてさてそろそろ帰ろうかという間際によったkakara woolworksで初の紡ぎ車体験をしてしまった。マジャクラフト社の紡ぎ車。
うーーーーん、楽しい!
きこきこ踏みながらするすると吸い込まれていくというなんとも単調な作業がなんでこんなに楽しいのか不思議なんだけど。これってあれかな、一種のトランス状態?音楽でいったらハードテクノみたいな?(すきなわけじゃないけど)
やばいな〜、やっぱほしくなっちゃうな〜。
でもこれ高い!コンパクトでルックスがかわいい「リトルジェム」でも10万弱だもんなあ。くぅ〜〜〜〜。
帰ってからはいろいろな紡ぎ車の情報集めに精をだしております。
というかんじでおわったスピニングパーティー。
わたしのなかでは紡ぎ車への情熱がまだまだしばらくはもりあがっていそう〜。
さてと順番が逆になっちゃったけど。
そのまえにはこんなことしてました。
カーダーでの混色が楽しくてあれこれためしているうちにやっぱり染めへの興味がむくむくと。
「ここにすこしだけビビッドな色が入ったらかわいいだろうな」とか妄想しだすとやっぱりやらずにはいられないでしょう。
というわけでまずは家にあるRit染料でとりあえずためしてみることに。
手持ちの色は5色。でも実質ピンク系とベージュ系とグリーン系の3色かな。
染めたのは紡いだ残りのコリデール白〜ベージュ。
突然思い立ってはじめたもんで、お鍋はどれでやろうかとしばし悩む。
あんまり使い心地のよくないステンレスの圧力鍋、これなら買い替えようと思ってたから惜しくないかな。
水につけておいた原毛をお鍋に入れてあらかじめ熱湯で溶かしておいた染め粉をてきとうにかけていく。鍋で煮ること30分。(もちろん圧力はかけません。)
さめるまで放置したらよーくすすいで脱水。かわくまで干してできあがり!
プロセスはホントかんたん。
(というかこれであってるのか?一応参考にしたのは「羊毛のしごと」にでていたレインボー染めの方法です)
こんないろができた。
なかなかいいじゃない。
ちなみに使った色は
32 Kelly Green (渋グリーン)
12 Fuchsia (フーシャ/ビビッドなピンク)
19 Mauve (モーヴ/渋ピンク)
18 Ecru (エクリュ/薄いベージュ)
34 Taupe (トープ/濃いベージュ)
いい具合にベージュ系が混ざってかなり落ち着いた色味になった。
さてさてどんな糸になるかな。
にわか台所染色家はそして夕飯のしたくの時間になるとおもむろに鍋の中の羊の毛を出すとその鍋で豚の角煮を作ったのであった。(マネしちゃダメ!)
あ、ちなみにサラダドライヤーも(ぐるぐる回す野菜の水切り)撚り止めした糸や羊毛の脱水にすっごい便利。もちろん野菜と共用よ。(うちのはOXO社のやつ。これスグレモノ!)
調子に乗ってこんな本まで買っちゃった。
- 作者: 寺村祐子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1984/07
- メディア: 単行本
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植物図鑑みたいで見てるだけで楽しい。
詳しく抽出、染色、媒染の仕方が植物ごとに出ていて
媒染の違いによる色の見本も出てるのでかなり実用的っぽい。
日光で拾ってきたドングリもヤシャブシの実も枝についてるコケもぜーんぶ染料になるんだね〜