冬眠中?

気が付いたらもう立春。ずいぶんさぼってしまった。
手芸の方もかなりさぼってたなあ。
年末年始のあれこれで手が止まっちゃったとか、デジカメが相変わらず調子悪いとか、macもいいかげん古くて動きが重すぎでうんざりとか、風邪ひいたとか、まあ理由は色々あるんだけど。
でもいちばんの理由はそんなことじゃなくって別のことにうつつを抜かしていたからなのだ。
また新しいことに手を出しちゃった。


それは「着物を着る」ということ。


唐突といえばそうなんだけど前から実はけっこう興味があった。
素材フェチ、布大好きとしては「本物」の持つパワーに惹かれる。
和の色の豊かさにも心がときめいちゃうし、季節感や物語のあるコーディネイトなんて
お洒落が好きな者としては考えただけでわくわくする。


でもあまりにも日常とかけはなれてるような気がしてたし、何より
「お金がかかりそう!」
なので横目で見つつも避けて通ってたって感じ。


それがねー、たまたま友人に誘われてリサイクル着物の催事に行っちゃったら
ん?…安いぞ!
これなら〜〜〜買える!


というわけで。


しかもその友人、小さい子供がいてもちゃっちゃと着物を着てちょっとその辺にお出かけというのを敢行している。そっか、できるんだ。


かくしてリサイクルのお安い着物がうちに3着、帯が1本やってきまして、(全部で¥15000くらい!)
そうなると熱くなりやすい質なのでこの約一ヶ月、まずは自分で着られる練習にあれやこれやのお買い物、コーディネイトの妄想などなどにうつつをぬかしまくっていたのだ。


でもね、手仕事的観点からみてもほんとうにおもしろい。
着物ひとつ取ってみても糸紡ぎからはじまって染色、織り、染めのあらゆる技法が見られるし
小物も組み紐やら刺繍、彫り物などなど。
まさに手仕事オンパレード。
そしておどろいたのが、着物を着るときに色や素材、柄のコーディネイトを考えることって、なにかをつくりだすことにすごくよく似ている。
なんで洋服を着るときには気が付かなかったのかなあ。ふしぎ。



なにも写真がないのもさみしいので


うっかりオークションで買った相良刺繍の帯。相良刺繍ってようはフレンチナッツステッチなんですねー。

羽織紐がないのでかんたんに作った。水色の石はアマゾナイト、白いのはハウライトだったかな。