一歩進んで二歩下がる?


実にすこーしずつ紡いでいます。
最初はうどんくらいの太さだったのが今はファエッラのベルミチェッリくらいの細さに出来るようになってきた。といってもそれが長くは続かないんだけど。たまにぼそっと固まりっぽく毛がでてきちゃったり、切れそうなくらい細ーくなってしまったり。均一な太さにするのって難しい。原毛から引き出して糸になる直前の三角っぽい所を凝視しながら回してます。(意味わかるかなあ?)
でもあーちゃんから授かった、「丁寧&パワー&リズム」という言葉を唱えつつやってるとすこーしずつ糸らしくなってきてるような気がする。たまにいい感じでスルスルと紡げる瞬間がすごく気持ちいい。
糸が切れたりして「きーーーーっっ!!」って瞬間ももちろんありますが。
ちなみに「ファエッラのベルミチェッリ」ってのは写真にうつってるパスタの名前です。友人の友人が惚れ込んで自ら輸入している昔ながらの製法を守ったパスタで、粉の味がしっかりしておいしいのだ。


で、この間から悩んでる次に編む物はやっぱりscottish tweedのピンクが頭から離れず。
Daphneパターンのお花の部分を拝借してピンクで行こうかな。地の色は手持ちのspun DKの薄グレー。
でもさすがに高級糸なので現物を見ねば、と思い。


三ツ葉屋さんに行ったのですがなんとscottish tweed 4plyは置いていなかった…
がーーん。
やっぱり足を延ばして恵比寿まで行けばよかった。でもDKは置いてあったので物色してると美しい紫が目に留まり悩んだ末に一玉購入。結局ほかにもDKのオレンジ赤とspun4plyの臙脂をなぜか買ってしまった。この買い物癖ったら…!


で、ピンクは頭から離れないもののこの紫でインチキDaphneパターンのスワッチを編むことにした。
お花を超アナログ手法で方眼紙に書いていざ編もうとすると、「はてこれはどうやって編んだらいいのだろうか?」という疑問が。けっこう大きな丸がメインのパターンなのでインターシャ?でも横に連続して配置したいのでたくさん糸玉を作るのもなあ、というわけで地の糸は続けて編んで模様部分の配色糸はインターシャのように一つの模様ごとで切るという折衷案を思いついた。こういうのってなんていえばいいのかな?
…それにしても。
出来た物をみて一気にテンションが下がったー。こりゃひどい!
一段に4色登場する所もあってもうこんがらがるはつれるはゆるむは。それに最初の方、地の糸が裏に長く渡るのをそのまんまにしていたからぶらーんとだらしなく垂れ下がってるし。
編み込みもなんとなくやれば出来るような気がしていたけど少しは修行が必要だな、こりゃ。
恥を忍んでここにさらします。

ぎゃー、はずかし。
あんまりにもひどいのでピンぼけ写真。
でも技術はさておき、こうやってみると地の色が薄いからお花の色とのコントラストが強すぎて「いかにもお花ー!」って感じなのがいまいち。模様が子供っぽく見える。こういうパターンは模様があんまりくっきりしすぎない配色がよさそうだなあ。それにやっぱ模様のとこだけ編み地が二重になってるのもどうなの?これはありなんでしょうか?


うーむ、また悩みがふりだしに戻ってしまったよ。
模様を考え直すか、はたまた色を他にするのか、んーーーーー、どうしよう。


続く。