手芸アート

神保町を散歩していたらおもしろい本を見つけた。

毛糸料理―吉川紀代子作品集

毛糸料理―吉川紀代子作品集

その名のとおり、毛糸で作った食べ物たちの作品集。
ケーキは編みぐるみ的なものではよく見るけど、オードブルやパスタ、おすしや尾頭付きの鯛まで!
とにかくなんでも編んで作ってる。
パスタなんて麺のいっぽんいっぽんがi-cord?!
リアリティを追求するあまり、編み目が見えないくらいほそーい毛糸で編んでいる物もあって
「編む意味ないじゃん!」とつっこみたくなるくらい。
なんか取り付かれちゃってる感じがすごいです。あっぱれ。


そういえばInterweave Knitsの2006 springにも
「knitting on the grill」というタイトルの記事が出てた。
こちらは編んであるバーベキュー。
多分作者さんのブログで画像が見られた。↓
http://preciousknit.blogspot.com/2006/02/barbeque.html
ハンバーガーやらたまごやら、とうもろこしやら。
こっちはとっても楽しげです。


どっちとも、なんでも編んでみよう!なんだけど、
全く違うにおいの作品なのがおもしろい。


アートの世界でも手芸な物がとても気になる。
かなり打ちのめされた物をご紹介。


Felieke Van Der Leest
オランダのコンテンポラリーなジュエリー&オブジェ作家。
実際身につけるかは「?」だけど相当カワイイ。
http://www.feliekevanderleest.com/welkom/welcome_uk.htm


Hildur Bjarnadottir
この人はまさにアートの文脈の人。
物凄く緻密な作品で手芸的な技法(かぎ針&棒針)なのに全然やさしい感じがなくて
でもやっぱり手芸だからこわかわいい感じがする。そのさじ加減が絶妙。
http://www.hildur.net/index.htm


こういう物をみると、手芸のちからってすごいなーと思う。